アフリカの音楽がヒントになったカラフルなAJ7【エアジョーダン秘史(7)】
1985年の1stモデルから今なお続くレジェンドバッシュのヒストリー。
機能性を重視するため、デザインは幾分シンプルに
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写真を拡大 レギュラーモデルの変遷。インナーブーツと一体式のタン、そこに穴を開けて通気性を確保するベンチレーションホールなど、特徴的なディテールが散見。
プレーントゥ+スケルトンフレーム構造とうアッパーの仕様は、前作のAJ6と基本的に同じ。このモデルでは、そのアッパーの内側に伸縮性のあるライクラ素材のインナーブーツを入れることで、シューズの中で足がブレにくくなっている。クリアソールとビジブルエアのミッドソールはこのモデルから廃止されたが、その代わりにアウトソールを上に巻き上げ、ミッドソールの側面にはアクセントパーツがつくことになった。
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写真を拡大 こちらはオリンピックモデル。基本的な構成パーツは全く同じだが、オリジナルの方がサイドから見た時のシルエットが断然シャープ。
バルセロナオリンピックモデルは'04年に初復刻
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写真を拡大 オリジナルの復刻は'02年、その2年後にオリンピックモデルが復刻。
オリジナルカラーは5色でグレー×黒(オールスターカラー)、ベージュ×赤、黒×赤(ブルズカラー)、オリンピック、白×ゴールドの順で発売された。そのうちブルズカラーまで3つのモデルが、アフリカ柄のシュータンを採用している。最初の復刻は'02年だが、オリジナルカラーではブルズとオリンピック、白×ゴールドが再リリースされた。また、レトロ独自のカラーとしては、ベージュのアクセントとして水色とオレンジを使った”モワブ”やオリジナルのグレー×黒と同じ2色のアッパーを持つ白×グレーなどがある。なお、レトロではオーバルシューレースを採用するなど、若干の仕様変更が見られる。
*参考文献『スニーカーJack Premium「まるごと1冊エアジョーダン23周年』(小社刊)
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